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不妊治療の初診は何をする?検査内容と流れをやさしく解説
「妊活をはじめて半年たつけど、なかなか結果が出なくて…。思い切って不妊治療のクリニックに行こうと思うの。」
「その一歩、とても大事です。初診では、不妊の原因がないか身体の状態を調べたり、医師とお話しすることから始まります。いきなり治療というより“まず確認”の段階なので安心してくださいね。」
「夫はまだ早いんじゃない?っていうけど、原因があるなら早めに知っておきたいんだ。」
「不妊治療といっても、いきなり体外受精というより、タイミング法や検査など“自然妊娠をサポートする段階”から始まります。初診ではホルモン検査やエコーで身体の状態を確認して、今後の方針を一緒に決めていく流れですよ。」
POINT
初診=治療のスタートではなく“現状把握のステップ”
医師と一緒に「どこを確認すればいいか」を整理するところから始まります。
初診の費用って実際どのくらい?
「初診の費用ってどのくらいかかるの?けっこう高いのかな…。」
「クリニックや検査内容によって差がありますが、一般的な目安はこんな感じです。編集部スタッフの実体験も載せました。」
不妊治療 初診費用の目安
| 項目 | 女性 (保険+自費) |
男性 (保険+自費) |
妊活ガイド編集部 スタッフの場合 |
|---|---|---|---|
| 診察・基本検査 (保険) |
5,000〜10,000円前後 | 2,000〜3,000円前後 | 女性:約9,000円 男性:約2,000円 |
| 自費検査 (感染症・フェリチン・ビタミンDなど) |
5,000〜10,000円前後 | 2,000〜3,000円前後 | 女性:約9,000円 男性:約3,000円 |
| 合計目安 | 約15,000〜20,000円 | 約5,000円前後 | 女性:約18,000円 男性:約5,000円 |
※金額は編集部調べの目安/実例であり、クリニックや検査内容によって変動します
「実際にかかる金額を見ると、けっこう高いね…。夫婦で行くと2〜3万円くらいは想定したほうが良さそうだね。」
「そうなんです。保険診療といっても結構高い…。そして不妊治療では病院の方針により保険外の検査を受ける場合もあります。支払いが高額になることもあるので、クレジットカード対応の病院かどうかも確認を。念のため現金も持っていくと安心です。」
「中には“まずは保険診療だけ”というクリニックもありました。本当に病院によって方針はさまざまです。費用は目安にしてくださいね。」
POINT
初診費用の目安は、女性が約15,000〜20,000円、男性が約5,000円前後。
夫婦で受ける場合は2〜3万円を想定しておくと安心です。
不妊治療のできる病院を予約してみよう
「どんなクリニックを選べばいいのか迷っちゃう…。初診ってどう準備すればいいの?」
「まずは予約の方法や持ち物をチェックしておきましょう。初診は通院予定の病院のホームページを確認しておくと進めやすいですよ。」
予約前に確認しておきたいこと
CHECK LIST
- 予約方法:完全予約制か、当日受付が可能かを確認。最近はWeb予約が主流です。
- 持ち物リスト:マイナ保険証、基礎体温表(アプリ可)、他院の検査結果や紹介状(あれば)、筆記用具など。
- パートナー同伴:女性のみで受診できる病院もありますが、夫婦同伴を推奨するところも。事実婚や未入籍の方は、戸籍書類の提出が必要な場合もあるので予約時に確認を。
- 初診前の準備:月経周期、妊活期間、過去の妊娠歴・婦人科既往歴、不安に思っていることを整理しておくとスムーズです。
「“怒られないかな…”なんて心配はいりません。不妊専門クリニックには、あなたと同じように悩みを抱える人がたくさんいます。安心して予約してくださいね。」
クリニックの初診ではどんなことをする?
「初診ってどんな流れで進むの?検査もいきなりたくさんあるのかな?」
「クリニックによって多少異なりますが、初診の流れをざっくりまとめるとこんな感じです。」
初診の流れとチェックポイント
CHECK LIST
- 問診:月経周期・既往歴・妊活期間などを伝えます。
- 方針相談:医師とのヒアリングをもとに、治療ステップを話し合います。
- 血液検査(保険):ホルモン値、感染症、AMHなど。
- 血液検査(自費):ビタミンD、フェリチン値など。費用は5,000〜10,000円前後が目安です。
- エコー検査:子宮・卵巣の状態をチェック。
- 所要時間:1〜3時間かかることも。時間に余裕を持って予約を。
- 混雑状況:人気クリニックは数週間〜数か月待ちの場合もあります。
※保険の検査でも症状がなければ自費診療の可能性あり。自費診療や方針は病院により異なるため、予約時の確認が安心です
「まず基本の検査から、原因が見つかれば治療やより詳しい検査に進みます。初回は不安も多いと思いますが、医師や看護師に聞きたいことは遠慮なく質問してOK。
時間にはゆとりをもって臨みましょう。」
時間にはゆとりをもって臨みましょう。」
POINT
初診の準備は「情報整理」と「安心できる気持ちづくり」
初めての一歩を不安で終わらせず、“知って行動する”ことが次のステップにつながります。
不妊治療 初診に関するよくある質問
受診のタイミングと準備について
Q&A
- Q1. 初診は生理中のほうがいいの?
A. 生理中に来院するとホルモン値の検査や卵胞の初期状態を確認しやすい場合があります。ただし必須ではないので、予約時に相談してみましょう。 - Q2. 初診だけで治療が始まるの?
A. 初診は「検査とカウンセリング」が中心です。まずは今の身体の状態を把握し、どのように治療を進めるか医師と相談します。 - Q3. クリニックにより混雑している?
A. 不妊治療クリニックは身体の状態に合わせての通院が基本なので、基本的に混雑しています。患者の多いクリニックは初診に限らず予約をしていたとしても待ち時間が長い場合もあります。(1時間〜3時間)通院日は様子を見ながら時間には余裕を持ったスケジュールが安心です。 - Q4. なぜ混雑しているの?
A. 不妊治療は「排卵周期に合わせて通院が必要」なので、患者数が多いクリニックほど混雑しがちです。また、2022年より不妊治療が保険診療になった為、病院に相談しやすくなったという背景もあります。 - Q5. どんなクリニックを選べばいい?
A. X(旧Twitter)、Instagram、ThreadsなどSNSで口コミをチェックするのがおすすめ。評判の良さも大切ですが、不妊治療は通院回数が多くなる傾向があるので、口コミだけでなく「通いやすさ」も重視するのが安心です。
「夫婦で来院しやすい土日は初診の患者さんも多く、特に混雑しやすい傾向があります。平日も混雑はありますが、夕方は比較的空いていた印象です。クリニックによって違うので、通院時間を変えながら空いている時間を探してみてくださいね。」
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服装や受診時のマナーについて
Q&A
- Q1. 服装はどんなものがいい?
A. 内診がある場合に備えて、脱ぎ着しやすい服装がおすすめです。 - Q2. 他の妊婦さんと同じ待合室?
A. 不妊専門クリニックでは、妊婦さんとスペースを分けているケースが多いです。お子様連れ可・不可は病院の方針それぞれ。それでも気持ちに配慮された環境が整っているので安心して受診できます。 - Q3. マスクは必要?
A. マスクは必須ではない病院もありますが、念のため持って行くと安心です。
パートナーと一緒に行く場合
Q&A
- Q1. 男性も一緒に行ったほうがいいの?
A. 男性側にも検査や問診があるため、予約時に確認をすると安心です。
女性一人でも問題ない場合もありますが、病院の方針次第なので必ず確認しましょう。
「初診の前に不妊治療の流れがわかってホッとした…。これなら頑張れるかも!」
「緊張や不安があるかもしれませんが、大丈夫、みんな同じ気持ちですからね。」
まとめ|ひとりで頑張らないで
「初診は誰でも緊張します。でも、それは“はじめの一歩”を踏み出した証拠です。
不安をひとりで抱え込まず、医師にもパートナーにもどんどん相談してくださいね。
妊活ガイド編集部は、あなたの行動を心から応援しています!」
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まとめ
- 初診は“治療開始”ではなく、まずは原因を探るステップ。 ホルモン検査・エコー・問診などで身体の状態を確認します。
- 初診の費用は女性15,000〜20,000円、男性5,000円前後が目安。 夫婦で受診するなら2〜3万円を準備しておくと安心です。
- 予約前の準備が大切。 月経周期・既往歴・妊活期間・不安点を整理し、持ち物(マイナ保険証・基礎体温・検査結果など)も確認しましょう。
- 初診の流れはクリニックにより異なる。 問診 → 検査 → 方針相談 が基本。人気の病院は待ち時間が長い場合も。
- 男性の同伴は可能ならおすすめ。 男性側の検査が必要なことも多く、夫婦一緒だと治療の進行がスムーズです。
- 服装は脱ぎ着しやすいものを。 内診がある可能性があるため、上下が分かれたスタイルがベスト。
- 不妊専門クリニックは気持ちへの配慮が整っている。 妊婦さんと待合室を分けている場合も多いので安心して受診できます。
- 初診は誰でも不安。 完璧な準備より、“知ろうとする姿勢”が最も大切です。
