不妊治療1年間の全家計簿。総支出320万円のリアルと、医療費120万円の内訳を公開
不妊治療1年間の家計簿(全体)
1年間の家計簿をそのまままとめました。
まずは全体像として見てみてね。」

検査・手術・人工授精・採卵・体外受精と、
月が進むごとに費用が動いていったのが、この家計簿から分かります。」
「結局いくらかかるの?」不妊治療を始める前に一番不安だったこと
正直いちばん不安だったことって何?」
“結局、いくらかかるの?”っていう不安。」
ネットで調べても、治療費の目安とか、保険適用とか、助成金の話はあるけど…
“実際に1年間どう暮らしたか”って、あんまり見ないよね。」
治療費だけじゃなく、生活費も含めて家計簿をつけ続けたの。
この記事では、その1年分の家計簿を実際の数字ベースで公開します。」
不妊治療の内容も生活費も人によって全然違うから。
“現実を想像するための材料”として役に立ててもらえたらうれしい。」
公開する家計簿について(前提条件)
条件はちゃんと知っておきたいかも。」
どんな条件の家計簿なのかが分からないと、数字だけ見ても判断できないから。」
家計簿の対象期間
- 不妊治療を開始してから 1年間(2025年1月〜12月)
含まれているもの
- 不妊治療費(保険適用・自費治療を含む)
- 医療費(一般診療・サプリ・妊活外来など)
- 食費(米・野菜・飲料などすべて)
- 光熱費
- 通信費
- 日用品
- 交通費(通院にかかる分を含む)
- その他、日常生活で発生する夫婦共通の支出
非表示にしているもの
- 家賃
- 駐車場代
- 医療保険費
- 個人で使う自由なお金
※夫婦で共有していない支出や、個人裁量の大きい費用は含めていません。
不妊治療を始めてから、家計のバランスがどう変わったのかを伝えることを目的にしています。
家計簿の管理方法
- 実際に使用している Excel家計簿
- 家計は PayPayクレジットカード で一元管理
- 支出はCSVで取り込み、ピボットテーブルで管理
-
月別・費目別・医療費のみの抽出など、
あとから見返せる形で整理
数字を盛ったり、都合よく加工したものではありません。
「あとから自分が振り返るため」に使っている家計簿を、そのまま公開しています。
不妊治療で実際にかかった医療費の内訳
実際、不妊治療だけでいくらくらいかかったの?」
不妊治療に関わる医療費だけを整理するね。」
不妊治療にかかった医療費(年間)

不妊治療を始めてから1年間でかかった医療費は、
保険適用・自費治療・検査・処方薬・サプリをすべて含めた金額です。
治療内容や病院、年齢、
保険がどこまで適用されるかによって、かかる金額は大きく変わります。」
1年間の不妊治療費の総計
2025年1月から12月までで不妊治療を初診から検査→人工授精→採卵→体外受精と通院した結果、
1,207,634円/年かかりました。
特に、治療ステップが切り替わったタイミングで、医療費が一気に増えています。
保険適用と自費治療が混在する現実
特に体外受精に進むと、
保険適用の診療と自費治療が同じ周期に混在することもあり、
自費部分は高額療養費制度の対象外になるため、
月の自己負担額が一気に重く感じました。
1年間でまとめて見ると、不妊治療が保険適応になったとはいえ
年間120万円の出費というのは家計として気軽だったとはいえないと思いました。
ステップアップするとひと月で何十万円単位になることもあります。
だから私は、
『どの月に、何が起きて、いくら動いたのか』を
事前にイメージしておくことが、本当に大事だと感じました。」
この家計簿を見て、妊活前に考えておいてほしいこと
これをどう受け止めたらいいのか、少し迷っちゃって。」
だからここでは、“正解”を出すというより、
考えるときの視点を整理してみよう。」
-
Q. 家計簿や体験談は、どれくらい参考にすればいい?
A. あくまで「一例」として見るのがおすすめです。
不妊治療にかかる費用は、治療内容・病院・年齢・保険適用の範囲によって大きく変わります。
ただ、どのタイミングでお金が増えやすいのかを知る材料としては、とても参考になります。 -
Q. 不妊治療の費用は、いつパートナーと話し合うべき?
A. できれば治療を始める前、もしくは初期の段階がおすすめです。
特に別財布の場合は、
・どこまでなら続けられそうか
・費用の分担をどうするか
を早めに共有しておくことで、あとからの負担やすれ違いを減らしやすくなります。
“この金額になる”って決めつけるんじゃなくて、
先にイメージしておくことが大事なんだね。」
不妊治療は、人によって進み方も費用も違うからこそ、
“自分たちの場合はどうするか”を考えるきっかけにしてもらえたらと思う。」
まとめ|不妊治療の家計は「知らずに始める」が一番つらい
実際に1年間、不妊治療と生活費をあわせた家計簿を振り返ってみて思ったのは、
金額そのものよりも、「想定していなかった出費」が一番しんどいということでした。
不妊治療は、
・治療が長引くほどサプリや通院費が積み重なる
・ステップアップするたびに、ひと月あたりの負担が一気に増える
という特徴があります。
だからこそ、妊活を始める前や初期の段階で、
「どのくらいの費用なら続けられそうか」
「どこまでなら夫婦として納得できるか」
を、パートナーとすり合わせておくことがとても大切だと感じました。
特に別財布の場合は、
あとから話し合うよりも、早めに共有しておく方が気持ちも家計も楽です。
それをどう受け止めるかは、
事前にどれだけイメージできていたかで全然違うと思う。」
なお、今回の記事では
還付金や給付金でどれくらいお金が戻ってきたのかについては触れていません。
助成金・会社補助・付加給付・医療保険など、
条件がそろうことで実際の自己負担額は大きく変わるからです。
そのあたりのリアルな話は、
次の記事で、制度ごとに整理して詳しく紹介します。
この記事を書いた人
この記事は、妊活ガイド ライター/リサーチ担当のMaiが執筆しました。
自身の妊活・不妊治療の経験をもとに、妊活中に直面しやすい
「お金」「保険」「仕事」といった現実的な不安について、
リサーチと実体験の両面からまとめています。
Mai(ライター・リサーチ担当)
妊活ガイド ライター/リサーチ担当
治療歴:複数の婦人科治療を経験、夫側因子を伴う
妊活方法:タイミング法 → 人工授精 → 体外受精

妊活中、原因がひとつではない現実と向き合う中で、
「なんでうまくいかないのかわからない」という不安を、
何度も感じてきました。
自分の身体のこと、検査の意味、数値の見方、治療の選択肢――。
調べても調べても、難しい言葉ばかりで混乱した経験から、
専門用語を“生活の言葉”に翻訳することを
大切にして記事を書いています。
「妊活って、いつから何をすればいいの?」
「この検査は、何のためにやるの?」
そんな疑問に、
自分の体験と調査を重ねながら、
“初めての妊活でも迷わない道しるべ”になる記事を
目指しています。